月並みですが
剝がれかけた壁紙に言った 明日からの再生を誓った
頼りないけど
見失わず生きることとは ほど遠い六等星のかけら
限りないもんだ

交じり合う運命と別れ
「その日」まで約束は取っておくとするよ
また会えるまで

月並なことは いつも気が付かないけど
君が好きだったことば 風にふと唱えてみる
行き当たり場たり、その暮らしでも
隣の人は歩いてくれた
歩幅が違わぬよう 行こう

懐いていた野良猫が死んだ 朝の光に晒されて死んだ
ささぶねに乗って

軽い夢を二人浮かべよう
その夢歌が届く「日常」の渡し場へ
届けたいのさ

月並なことば 君は何をどうしてるの?
また会いに行くその時は 照れないで聞いてほしいんだ

今君はどうしてるのかな?

素知らぬ風に惑わされぬよう
なんてことのない日常の生活を
口ずさんで浮かべよう、南風に届ける
ささぶねだから

月並なことが 今はとても愛しいんだよ
言えなかったことば 曇り空に放っていこう
それは
月並なことば 君といるひと時を
大切にしたかったから またここを歩いてみる
心変わりもある、都会の風に
時の喧騒にうだる日もある
それはそれとして出掛けよう

月並みなことですが…