トリカゴ
取るに足らない孤独かき集め出来た僕の部屋

優越はあっても誇れやしない...しない

富はまた人一人不幸にしたんだって事に気付きもしないまま


駆ける煩悩な焦燥



長いモノに巻かれ巻かれた世界じゃ「常識」と書いて「非常識」と読む


誰も自分が可愛くて本当の不幸に気付けない



守りたいが為詐って傷隠しては人を傷つけたんだ


誰も自分が可愛くて本当の不幸に気付けない


「純粋なままじゃ生きられない」

人はそれを知って嘆いた

あの日から僕は僕を置き去りにした



でも捨てても捨てきれないのは?


でも素直になりきれないのは?


まだ...あきらめてないんだろ




一つ知るたび瞳は視力を無くした

善悪はさておき
強者に流されていた


怖くて目を開けられないままの少年

嬉しくて未開封だった僕の夢


鏡に映ったのは僕じゃない

誰かって分かってるつもりでしょ

引きつって笑った作り顔じゃ



「あぁダメだなぁ」



自分を信じきれないなら世の中さえ信じきれない

貪欲にまみれた雑踏掻き分けてさぁ見つけるんだ

本当の正義

祟高のなんとか


手の中にあるんだ


もう100歩譲って作り笑っても揺らがない僕自身


さぁ威風堂々と胸張って生きたもん勝ちさ


置いてけぼりだった僕すら引き連れて愛に生きろ