叶えられない事ばかり 通り過ぎていく
宴はまだ続いていくが 乾杯は減った
だんだんと丸まっていく
この背中を
降り積もる雪が覆い隠した 姿で届かぬ春を待って
息を潜めて夜を泳いで 彷徨うほどに溺れてく
見ない名前ばかりの ライブフライヤーが
流れるタイムライン上に 投げつける妬み
流氷が溶ける様に
次第に若さを奪い去り
泥混じりになって 太陽の熱で溶けていった
雪の成り果て様な希望は 路肩の排水口の底
何千回と辿っている 季節の跡
後悔も勝敗さえも 春の前に
降り積もる雪が覆い隠した 姿で届かぬ春を待って
息を潜めて夜を泳いで 彷徨い溺れる
泥混じりになって 太陽の熱で溶けていった
雪の成り果て様な希望は 路肩の排水口の底
吹き溜まりのような感情で
もう一度 春を待っている