赤い風船
君がいなくなった そんな時僕は一人
何に笑い何に泣き 何のために生きるだろう?
君がいなくなった そんな時僕は一人
何を歌い何を弾き 何のために叫ぶだろう?

深層心理が働いて シーソーゲームになってしまうよ
死にそうなほど胸が痛い ああもう我慢できないんだ

ほら その風船はもう
空高く舞い上がって 見えない場所にあるから
ぐっと気圧に逆らって
割れて砕けて地上の君の肩に 舞い散った


お気に入りの曲を聴きながら駅に向かう
それだけの朝なのに 幸せだと思えてた
だけど今はずっと暗闇の中で一人
立ち止まり彷徨って 夜が明けるの怯えてた

集団心理が働いて アイデンティティーを見失っても
絶対的に刻まれてる 胸の深い海の底に

ほら その涙はもう
川を流れ海を越え 遠い場所へ去ったから
蒸気は風に流されて
少しずつ薄くなって君の傘に 積もっていった


23億回の鼓動の中で
何回君のリズム刻むんだろう?
70億個のメトロノームは
いつか全部壊れてしまうのだろう


ほら この地球はもう
深い霧に包まれて 輝けなくなったから
でも 夜が明け朝は来る
太陽よりも明るく照らすなんて出来ないけど
それでも君は深い意識の淵で 笑ってる